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ハンドフルート(Handflute)は、森光弘が考案・命名した奏法。
ハンドフルート †
森光弘(以下森)が幼少(小学2.3年生)の頃、父から教わった手笛を独自に発展させた。
その手笛が成長とともに上達していくと、いつしか演奏できるようになった。
森が東京音楽大学?教育科3年生のとき、大学職員でトランペット・指笛?奏者の中村倫二?に手笛を披露したところ
同大学芸術祭?に誘われ手笛を披露することに。
(当時ピアノの臼田圭介?と初演奏。それがキッカケでCHILDHOODが誕生)
森はそのときのことを「自分が思わなかった反応をもらえて、これは自分だけのものにせず、広めていかないとという使命感を感じた」と言っている。
その後CHILDHOODとして活動を始めた際、自分が独自に編み出した奏法に「ハンドフルート」という名前を付けた。
→ハンドフルート誕生
ハンドフルートの定義 †
ハンドフルートという呼称のわかりやすさ・親しみやすさからよく混同されるが
ハンドフルート=手笛の一種であっても、手笛=ハンドフルートでは無い。
考案者で命名者の森光弘の手の組み方以外のやり方をハンドフルートと称するのは間違いである。
国内外で、ハンドフルートという名称と奏法が誤用されているのは
起源などが十分に伝わりきっていないからだと思われる。
やり方 †
音の出し方 †
- 手の指を互い違いになるようにして奥までしっかり組む。
- 手のひらを閉じて、手の中に空洞をつくる。
- 両親指を並べて、親指同士の間に隙間を作り、親指の第一関節を軽く曲げる。
- 親指の第一関節が上唇と下唇の真ん中にくるように口をつけ、息を吹き込む。
音の出る仕組み †
手の中に息を吹き込むと、手の中の空気が息とともに回って、吹き口の下半分から外にでてくる
このときの共鳴が音になる
そのため、吹き口以外に手のどこかに隙間を作らないようにしっかりと組む
また手の筋肉が固まっていると密閉して組みづらくなってしまうので、しっかりとストレッチをして手をほぐす
音程の変え方 †
手の中の空洞の広さを調節して音程を作る
空洞を広くしていくと音が低くなり、狭くしていくと音が高くなる
手を組んだ時に上になる方の手の指(中指〜小指まで)を使って、下になる手の甲を動かす
下になっている手は自力では動かさず、添えてるだけにして自然に任せる(ただし低音を出すときは空洞を広げるため、若干両手を使う)
教則本 †
「森 光弘の誰でも鳴らせるハンドフルート公式テキスト」として、ドレミ楽譜出版社から2017年10月30日に発売。
森光弘著。
http://www.doremi.co.jp/special/handflute/handflute.html
世界初のハンドフルートの教則本。
ハンドフルートの仕組みの解説、手の組み方、音程の変え方をはじめ
楽譜の読み方やストレッチ、音階練習や実戦練習曲などが写真付きで収録。
DVDが付属しており、見て、聴いて、試してが実践できる仕組みになっている。
実戦練習曲にはCHILDHOODのピアノの臼田も参加。
関連項目 †
・森光弘
・手笛
・ハンドフルート教室
2021-04-15 (木) 20:45:28 takayama